模倣全時空記憶集積回路

アンディーメンテ関連の情報を蓄積します。 ※はてなグループから移転しました。

昔のアンディーメンテ

ジスカルド・デッドエンドにて、過去のアンディーメンテに関して知らない人はあの世界のアンディーメンテを突拍子もないように感じるものと思ったが、以前はああいう感じだったのだというのを一応書いておきたい。

…と、思ったときにたまたま自分がこのブログをやる前のサイト*1で2004年2月16日に書いた文章が発掘されたのでここに記載しておく。正直自分自身も当時のアンディーメンテの空気をそこまで鮮明に憶えていないのだ。

ジスカルド・デッドエンドのモチーフとなっているのは「死にたい」を実際に連呼した2003年1月と考えられる。

以下の文章は、その当時から1年後ぐらいに「あの世」が出たのを契機に私が前のサイトにアップしたものだ。当時の雰囲気を感じ取ってもらうため、あえてチェックもせずにそのままアップした。当時の私は高校生なのでいろいろと変な部分もあるがそこら辺はご容赦いただきたい。

(2011年12月25日 ジスカルド・デッドエンド感想会を前に)

2004/02/16
こころの闇が全てを飲み込んでいく。一時期のジスさんの作品は本人が日記中で評するほど非常にダークだった。ちょうどラブズとか公開して、あああああとか死にたいをトップページに連呼していたときだ。その頃のゲームは非常に内容が暗い。みんなきらいはもちろんであるが、あおいほしや奇跡の扉の系列にあたるゲームは世界観がちょうどデストピアのような夢も未来もありませんといった感じのもので、そこからピュアなものがにじみ出てきて自分は非常に感動したものだ。(ラブズがマシンクラッシュで手もとにないのは残念だが)

その当時のぎりぎり綱渡りでいつ閉鎖かわからない状態をみていると現在のアンディメンテは非常に落ち着いている。これは積極的なファンの存在によって成り立っていると思うのだが、危険な状態を超えたあたりからアンディメンテを取り巻く人々も結構変化した気がする。まず良い流れ?としては自給自足のあたりから、そのシリーズのキャラクターをカップリングとかにして交流する、元々やおいの流れの人々がでたこと。また、古参の人々とシスターなどで新たに来た人々がチャットなどで新しい流れを作ったこと、等がある。逆に明らかに改竄的な行為をしている人が多くなったのもまた事実である。

ここにおける転換点とは何なのだろうか。非常に難しいが、まずひとつに2ちゃんねると一時期微妙に接点を持ったことがあるのではないか。もともと2ちゃんにはゲームごとにスレッドがあるぐらいなので、もちろんアンディメンテスレッドも存在していたが、ちょうどシスターが全盛期となった頃から、シス茶で2ちゃんで俗に厨房と呼ばれる人々が出てきた。(いまも微妙にいることがあるが)それが、2ちゃんスレッドに飛び火して、個人中傷などの行為が頻発した。

これは高速で広がり、本家掲示板にも荒らしが出没したほどであったが、逆にチャットに来た人を集めてジスさんが2ちゃんに乗り込んでみたり、ROMが消えなければ閉鎖といった行動に出たこと、またスレッド自体がヲチ板という特殊な場所に動いたこともあり沈静化したのだが、これによって新たな流れが出来たような気がする。

もうひとつが、吹っ飛ぶ原因にもなっているムービー3連作のアップが考えられる。これによって、あたらしく出来たまおうせいに作られた裏ページの交流もあったり、ムービーをアップしたサニーガールというゲームレビューサイトでやおいの視点が公になったこともあり交流が大きくなった。

さて、現在のゲームの流れは転換後基本的に、自給自足シリーズ・シスター・GGDの三種が主軸を占めている。もちろん途中にライスタ7といった大作もあるし、宇宙の果てといったゲームもあるが、世界観の流れは明るい流れに基本的になっている。

さてこのような状態で出されたのが、あの世という題名からダークな雰囲気を醸し出しているゲームである。キャラがあおいほしから流れているところをみてもその世界観を持っているのだが、ジスさんにこころの闇はまだ深く存在するのだろうか。非常に気になるところだ。

*1:既にネットの海に消えてしまった