模倣全時空記憶集積回路

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エレGY舞台を見にいったよ

木曜日は明治大でやっていたエレGYの舞台を見に行きました。

ということで感想でも。

 

私は直前まで仕事だったので開演15分前ぐらいにつきました。座席は一番前の桟敷席。盛況だったためすばらしく詰め詰めな感じで終わるころにはすっかり腰が痛くなってしまいました。

舞台に関しては大筋は原作通り、主にじす部屋メインで照明で外に出かけたのを表現したりという感じでした。元々の小説もほとんどがじす部屋とマクドナルドなので…他に小山田くんの家とかあったっけ?

演出/脚本としては色々と舞台ならではの良さが光ってました。小説の要所に出てくる「メール」を対話のようですれ違う感じの語りで表現した点、女の子を泉君の過去の鏡として用意して小説で多用される一人称の心象語りを上手く観せると共にトラウマの代役としても機能させた点、あとは最後に最初に戻るようなループっぽくさせておいて1周目とのズレから最後の集結に持っていた点、の3点が良かったと思います。あとは他愛のないやりとりが自然に場を盛り上げてたのも良かった。

役者の方々ですが、そこまで違和感はなくその上で演技にかなり熱が入っていたのが良かったと思います。印象としては小山田君が小説よりもかなり面白キャラだったかなーまあ舞台だしキャラ立ちしないとね!癒されたから問題ないです。泉君は本当より若干オタク寄りかなーと思いました。まあこれは本人知ってるからなので小説のみのイメージはあんな感じなのかもしれません。エレGYとか女の子は喜怒哀楽激しい感じでかつある程度リアルで可愛い感じだったのでいいなぁと思いました。あとみんなすげえ血色良かった。

大学の劇団は学生時代は何度か見ているのですがそれなりにぬるい感じなのも多いのでかなり好感が持てました。

気になったところはそんなになかったのですが、あえて挙げるとするとBGMの選曲があってないかなと思いました。そもそも知ってる曲だったので別イメージが出来上がっててしっくりこないというか。それにあのジャンルならなぜそれを選んだ…と感じちゃいました。

あとは、ちょっと説明不足だったかもですね。長編小説詰め込んだのでしょうがないんですが、原作読んでないと付いて行くの大変かもなーと思いました。

総括ですが、うまく小説を演劇にしていてかなり良い舞台だったと思います。再演とかあるといいなーと思ってます。あるなら皆さんにおススメします!!

舞台後には知ってる方々と感想やら何やらを語りました。

裏エレGY構想とか、エレGYの秘話とか、歌舞伎の話とか、むかーしのAM話とかしました。こっちも相当楽しかったです。ご一緒された方はどうもありがとうございました。

あと、最終日は本物のじすさんが降臨したらしいので、あの舞台を見ているじすさんを遠目に見たかったです…。「じすさん」とか「泉和良」がかなりの回数連呼されるので本人的にどんな感じなのかなーと。

金曜は仕事の関係上行けそうにないのが悔やまれますね。