12月11日(日)に開催されましたライブ「ドキドキ★フェスティバル」のレポです。
なお、TwitCastingのオンライン配信アーカイブがまだ公開期間(~12/25)ですので、初見の方は記事を読む前に視聴されることをお勧めします。
なお、ライブは現地参加になります。現地の雰囲気を中心に書きたいと思います。
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<前日>
レポと言いつつ開催間際に色々あったのでそのあたりから書きます。
開催前日に処女Aのドラムでありこのライブ主催のFMAKさんが発熱により急遽欠席という旨が告知されました。ちなみに現地で聞いた情報だとコロナということでお大事になさってください。
これにより処女Aの方々が開催日の夜にセットリストを大幅に変更して、何ならアレンジを前日にするというやべぇ感じのことをやっていて、本当に大変そうでした。
明日の処女Aライブに関する緊急のご報告 pic.twitter.com/XqucHkQDTC
— ヒッキーP(新アカ) (@hikkiepiii) 2022年12月10日
じすさんもエリーツの佐藤友哉さんの名前を間違えたということで、エリーツチャンネルの指摘動画に対してごめんなさいを歌う動画をYoutubeに上げていましたね。この人たちYoutube動画で会話してる……
というわけでライブ前からドタバタしているのをドキドキして見ていました。ライブ名に掛けているわけではなく心配という意味で。
<開演まで>
17時30分開場なので余裕をもって出発したら、16時40分ぐらいに新大久保についてしまいました。あいにく若干の雨が降っていたので、Twitterの情報を頼りに、AMファンの方が何人か居た、Hotshot隣のドトールで開場まで待ちました。そんなに時間がなかったですが、近況とかぽれん10の話をちょっとしましたね。
開場10分前ぐらいに下に降りて、開場タイミングでは十数名の人がいましたね。今回はWeb配信もありましたし、第8波なご時世的な話もあったりで、以前のライブと比べると若干現地参加の方は少なかったと思います。AMファンとか見たことある人が6割ぐらい、処女Aやエリーツ目当ての人も居た印象です。
AM関連でいうと、即売会やウォーキングオフはありましたが、大々的なオフラインのイベントがコロナ禍になってから初めてだったので、数年ぶりの方も結構いて挨拶したり、ドリンクチケットのQRコードが読み取れなかったりでわちゃわちゃしていたら18時の開演になりました。
<(非)処女A>
まずはドラムの曼荼羅PことFMAKさんが不在の、処女Aです。MCで言ってましたが特殊編成なのでバンド名称が非処女Aになりました。今回だけのスペシャル構成です。Twitterの前情報だとアコースティックになるのでベースのヨシミズアンリさんが不在という話もあったのですが、参加されていて、何なら一部の曲ではベース兼ドラム(キック)をされていました。かっこいいです。
セトリは以下のような感じでした。これもMCでおっしゃってましたが、13曲中ドラム不在でできるのが2曲しかなくて、追加で3曲を前日突貫でアレンジして当日合わせで突っ込んだそうです。本当にすごい…
- 動かぬ背
- 好きな男の名前腕にコンパスの針でかいた(カバー)
- 知らない街
- DI
- ユートピアン(カバー)
まず、「動かぬ背」です。2014年の曲でニコニコ動画に上がっている数少ない処女A曲ですね。ガッデムEPに収録されています。ヒッキーPのシャウトな歌声を超久しぶりに聞いて高まりました。元のアコースティックな感じを、supplyさんのダブルの鍵盤がまた違った感じで表していて良かったです。
2曲目はヒッキーPさんの好きな曲をカバーということで、面影ラッキーホールの「好きな男の名前腕にコンパスの針でかいた」でした。なんかアコースティックが合って、ヒッキーPも感じました。知らないアーティストさんだったので後で調べてみたら、コーラスついてる大編成のバンドで、Jazzyな感じでピンクの背広のおじさんが歌っていて、またびっくりしました。
3曲目と4曲目はMCからの繋ぎで初期のヒッキーPのボカロ曲から「知らない街」と「DI」です。「知らない街」はそれなりに処女Aで歌っている気がしますが、両方とも2008年ぐらいの本当に初期の曲ですね。しっとりしたヒッキーP曲なら筆頭1,2だと思いますのである意味納得の選曲。ボカロ版は「rindustrial」に収録されています。廃盤になっていたと思ったらデジタル化されてました。いい時代ですね。実はかなり初期からヒッキーPを追っていた人間なので懐かしい曲が来るとそれはそれでうれしいです。
あと、ヒッキーPのMCが強烈に面白かったですね。ボヘミアンラプソディーの応援上映の話もBAD COMMUNICATIONの話も、よくこんなエピソード持ってるなって思いました。
最後に、まさかの処女AのジェバンニPカバーで「ユートピアン」。これはさすがに予想できませんでした。ヒッキーPはボカロ廃なのでジェバンニPの曲も聞き込んでるとは思いましたが、まさかこの曲がくるとは。聞いてみて、メロディー部分はあのふんわりした感じをヒッキーPが歌う新世界。そしてサビで若干シャウトっぽくも壊さない程度にまとめるという離れ業でした。すばらしい。音源でほしいです。
<エリーツ>
続いてエリーツの出番です。エリーツはWEB配信ライブを1回見たのと、同人誌を数冊買ったぐらいの知識しかないにわかなのでうまくレポを書けるか心配ですが書きます。
MCで話がありましたが、tkmtさんこと小説家の滝本竜彦さんがアンディーメンテのファンで、LUPIAライブのきっかけを作ったり、品川魔人学園に魔人として登場したり、小説家泉和良デビューも絡んでいるとかいないとか、そういう縁があり、その滝本さんが3人集まったのでバンドを組んでというところから巡り巡っての出演です。
tkmtさんには過去にPIPでちょっとだけお話したことがあるぐらいですが久しぶりにお見掛けしたら全然風貌が変わってなくてびっくりしました。年取らないタイプな気がします。
他のメンバーも泉和良さんの小説が掲載されていたファウストやパンドラで名前を見た佐藤友哉さん、こちらも泉和良配信で時々名前が挙がっていた海猫沢めろんさん、さらに本業は存じてないのですがPhaさん、ロベスさん、というガチ物書き面子で、バンド組んでる感じらしいです。5人編成なのでHotshotでは若干手狭でかなりステージがみっちりしてます。
セットリストは以下のような感じでした。一応予習はしてましたが分からない曲もあったので配信を見て確認しました。多分あってるはず…
- (瞑想)
- おやすみマイエンジェル
- 零式
- Beats for Elites
- ハリー・ポッターが好きな君
- なにかください
- 髑髏砂漠
ライブはいきなり滝本さんの瞑想から始まりました。そういえばtkmtさんと言えば瞑想でしたね。毎回やっているのでしょうか…気になります。いい感じに精神統一できました。
機材がトラブってて大変そうでしたが5人バンドで音が重厚でした。また、メンバーみんなで作曲しているとのことで、作曲した方によってかなり曲の個性が違うなぁという印象はありました。曲については、かっこよさで言うと「零式」、インパクトで言うとマジで欲しがるだけの「なにかください」が印象に残ってます。
あとヒッキーPのMCに勝てないと佐藤友哉さんが言ってましたが、めちゃくちゃMCうまかったと思います。単体エピソードの火力では勝てないかもしれませんがいい感じに曲とリンクしているし滝本さんと佐藤さんの漫才のようなスタイルが良いです。
<LUPIA>
トリはLUPIAです。Luciferのご挨拶から始まる斬新なスタイル。こんな礼儀正しいLucifer初めてじゃないです?と思ったけどいつも通りでした。観客のつかみが上手い。
セトリは以下のような感じでした。Twitterで一部先行案内されてましたが曲順違いましたね。現地でTwitterにSF最初って書いてあって珍しいですよねーとか周りと話してましたがそんなことはなかった。やっぱりSFは最後だよね。
1曲目は「REI's MEDICINE」でした。過去にも歌ったことはあったと思いますが、アレンジはAM MessyのAstreriskとはまた違うものですね。結構正統派な感じ。手拍子のタンタンタンタンタタンターンタタンというリズムと00-6435pのノリがとてもよく、いきなりテンション爆上がりです。とても心地よいですね。
MCでギター段ボールとtkmtさんとの出会いの話がありました。LUPIAの路上ライブからライブハウスのライブを要望したのtkmtさんだったんですね。ありがとうございます。
2曲目はAVALOUNより「幽玄」です。結構リズム取りが難しい曲ですがすごい上手い。今回練習状況をTwitterで公開してたりしましたが、じすさんの歌レベルは過去一高かったと思います。幽玄!幽玄!幽玄!幽玄!
3曲目は同じくAVALOUNより「Ledy of the Lake」。これの世界を卑下している中の「猫が好きです」がめっちゃ好きなんです。本当に。何回かそのフレーズで素晴らしさを噛みしめていました。あと腕のスイングが観客みんなでやっててシンクロ感が良かったですね。
4曲目はLuciferの女のひとり、あのVTuber「昼寝ぽるこ」とのデュエット曲で「Run Wolves」。ぽるこちゃんLuciferの女だったの…!!この曲はメイデイグランプの原曲ぶっこわしアレンジをさらにアレンジしたぽれん9の挿入歌ですが、ぽれんセリフは抑えつつかっこよく決まっていました。あとぽるこのセリフをLuciferが叫ぶシーンがとても良かったです。立ち上がるのです!走りだせ狼たちよ!
5曲目はこれまたLuciferの女のひとり、あのVocaloidの鏡音リンちゃんとのデュエット曲で「Evening Park」。リンちゃんは過去に動画でジェバンニPとゲーセンデートしてるぐらいだから仕方がないです。この曲はゲーム「イブニングパークと少年達の階差」の「公園」をボカロアレンジしたものですね。爽やかですが、少し哀愁感もある感じが良いです。
そして、アンコール前のトリは「core」と「Lne」をリミックスしたスペシャルな曲でした。びっくりです。確かに両方「LUPIA!」な感じなので合わせられそうとは、曲を知っていれば誰しも思いますが、まさか公式に実現してくれるとは!!マジで繋ぎが自然過ぎて、LUPIAコールが熱すぎて熱狂しました。ありがとうLUPIA!!
アンコールは、ここまで残しておいたいつも通りのSFです!ジャンプしなくていいと言われても飛んでしまいます!エースエーフでどんどんボルテージが上がってくのマジで最強です!足は死にました!
さらに、ワンモアアンコールで「メリークリスマス・アンディーメンテ」。そういえばもうすぐクリスマスでした!最高のプレゼントをありがとうLUPIAあああ!!!
という感じで「ドキドキ★フェスティバル」は興奮の渦に幕を閉じました。
終わった後は、いつの間にかジョナサンからガストになっていた、隣のファミレスでライブ観てた方々と語らって余韻に浸りつつ1日を終えました。
このライブを企画したFMAKさん。そしてこのライブで曲を披露してくれた処女A、エリーツ、LUPIAにはひたすら感謝です。楽しい時をありがとうございました!!