■ [本]さよならのメテオ
パンドラ買ってきて読みました。
講談社BOXの新人3人が100ページ以内で作品を書いて同時掲載するという企画だったようです。
で、泉和良の『さよならのメテオ』なんですが、かなり良かったです。これは鈍器本の重さと値段に耐えられるなら読むべきだと思います。
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『エレGY』がほぼ私小説なのに対して、『さよならのメテオ』はSF?恋愛小説?社会批判?(全てに?が付くのがポイント)というあまり読んだことのない新しい何かになっていると思いました。
あと、すごいゲーム的な感じもしました。これ絶対にゲームにできると思います。ビジュアル的なイメージは「FALL’in LOVE」で、流れ的にはステッパーズ・ストップの「リンダ・リンダ」や「意志と存在のジャンケン」だと直感的に感じました。
それと、意図的かそれとも無意識にかいろいろとどこかで見たフレーズが出てきて、長年AMを見てきている人ならニヤリしまくりだと思います。アンディー・メンテゲームによく登場する某無口な人のセリフの意味の深さにいまさら気づきました。
『さよならのメテオ』とは直接関係ないですが、このパンドラにアンディー・メンテのオフで話があった、とある人の作品も載っててそっちも驚きました。KOBOCAFEのトークショーとあわせて3点セット個人的にはおなかいっぱいです。
せっかくの鈍器本ですので、これから他の作品もぼちぼち読みます。秋の夜長ですし。