模倣全時空記憶集積回路

アンディーメンテ関連の情報を蓄積します。 ※はてなグループから移転しました。

PIP5オフレポ

2017年4月8日に開催された大規模フィールドゲームイベントPIP5に参加しましたのでオフレポとして記録を残します。今回も個人視点の思考録ですのでそのあたりはご了承ください。

 

1.前日まで

PIP5の開催が宣言されたのは開催の2か月ほど前。しばらくしてチーム編成が発表されました。私はPIP3、PIP4と続けて前代リーダーから引き継いだラブイズブラインドという古のチームを率いていたのですが今回も事前告知だとそんな感じでした。

ラブイズブラインドの特徴として毎回チーム編成が全く変わらないのです。「将軍、侍、テレパス、魔女、姫」だったと思いますが今回も同じでした。(ほかのチームは微妙にマイナーチェンジします。今回だとミッシングナイツに熱波師が入ってたり)

私はこの編成で優勝できそうな感じだけど決め手に欠けるというのを2回やっていました。今回こそは勝ちたいなーと思いつつも、逆に新鮮味に欠けるという点で新しいチームもしくはジョブをやってみたいなーと考えていたのでした。

そんな中、PIP5の1か月前くらいにじすさんと会う機会があったのですが、この時にそういったニュアンスのことを伝えていました。ただ、今の編成での勝利に未練もあったのでもう少し近づいてから決めたら伝えますと言ったのです。

蓋を開けてみたら参加人数が足らないということで、ラブイズブラインドは放射能にやられたという設定で解散しました。私はリーダーという役目を解かれて流浪のパーカーとなったのです。

 

2.チーム編成まで

当日私は1時間早く決戦の地にやってきてじすさん達と合流しました。毎回のことですがカード隠しに結構な労力が掛るのを知っているので手伝うためです。

ですが、天気は曇天というか普通に雨でした。当日じすさんから雨は止むだろうという判断で告知ツイートが出ていたのですが、実際のところ行ってみると雨はいっこうに止まず、そもそも決戦の地には舗装路が少なく、東屋のような屋根のある施設が全くなかったのです。さすがにぬかるみをプレーしたり、荷物が雨にさらされるのはまずいということで、準備隊はカード隠しの任務を変更し屋根のある場所探しを開始するのでした。

探しているうちにたどり着いたのが、過去にAM運動会の会場になっているアスレチック前の事務所です。雨のためアスレチックは休場となっていました。事務所との交渉の末、軒先を荷物置き場として借りることになりました。この時点でカードを隠す時間は残っていなかったので、集合場所に赴くことになりました。

集合場所に着くとPIP参加者の方々が集まっていました。雨天なのでじすさんからはキャンセル可の連絡が出ていましたが、最終的には総勢42名とほとんどの方が参加していたようです。そんな中、受付が開始しましたが、じすさんのサポートをしてたらいつの間にか受付補佐みたいな立ち位置でパンフを配ってました。

急遽参加の方も数名いたようで、6名チームと4名チームができている状態でした。前述のとおり私は流浪のパーカーでしたので、この状態だとまずいかなーとじすさんに適当に移りますよーと伝えました。

大体の参加者が集まった段階で6名チームのシューティングベイビーから4名チームのエネミーイズマジョリティか西新井に移動ということになり、新しいチームでわくわくしそうという適当な理由で今回は「西新井」で戦うことに決めました。

 

3.はじまるまで

会場に着いたものの雨がやまなかったので、屋根があるエリアで開会宣言と自己紹介タイムを時間を引き延ばして実施しました。アンディーメンテやステストファンの方以外にも、YUMITOさんの生放送からという方や、○○社からの刺客の方や、友達に連れられてという方などいろいろな方が居ました。

自己紹介だと、突然のリーダー指名を受けたステッパーストップリーダーのほめさんの演説や、各チームの弱さを語るミッシングナイツリーダーのはなまめさんが印象的でした。あと個人的にはSISTERというゲームで伝説になっているミル姫さんが参戦されていて本当にミル語を使っていたのが印象的でした。実現しませんでしたが、SISTERの伝説プレイヤー対決でL.R.さん(PIP4参加)とミル姫さんの対決がちょっと見たかったですね…。

そんなこんなでポーンさんのPIPの楽しみ方解説のあたりで雨がやんできたので、各リーダーにミッションシート、ジョブシートが配られました。

西新井の編成は「熱波師、熱波師、熱波師、勇者、格闘家」です。私は熱波師になるのもありだったのですが、西新井で熱波師志望の方がすでに3人いたのと、古のチームの勇者という役回りがしっくり来たので勇者になりました。

西新井のシートですが、ミッションは座禅とスクワットはあるものの、全体の戦略に影響を及ぼすような強制ミッションはなく穏やかな感じでした。

ただ、3人いる熱波師の特性が特徴的でそれで結構戦略が決まった感じでした。熱波師ですが特徴としてはパス禁止、自HP依存の割合攻撃、豊富な仲間HP回復、財宝変換系のスキルは高レベル帯までなし(それも相手に財宝+5、自分に財宝+10という戦闘時に財宝を得るスキルでノーマルスキルではない)という感じでした。

PIPはPIP3以降基本システムは変わっておらず、勝つと財宝がもらえ、死なずに負けると経験値が貯まるというシステムです。そのため、相手の攻撃力が低い序盤は先行でパスをして相手に引き分けリスクをちらつかせて攻撃させて負けるというのが常套手段でした…がこれが使えないのです。(ちなみに魔女、姫、勇者など最初から高火力スキルを持っているジョブもあるのでリスクはあります)

ということで必然的に財宝変換できない+Lv上げ難いということで熱波師が自HPをどんどん増やしてデュエルで相手を殺して財宝-5、自分は勝って財宝+1という脳筋パーティが誕生したのです。

ちなみに残りの勇者はLvを3まで上げれば7ダメ~10ダメをかなりの回数ノーコストで出せる感じでしたし、格闘家もHP回復などを得意としながらも相手をパスさせて攻撃する技を持っていたので全体的に殺意の波動に満ちた構成だったと思います。

と、こんな感じの戦略を準備時間中にみんなで話し合おうとしたのですが、準備組が2名いた西新井には特別ミッションが発動するのでした。

雨のためにカード隠しを後に回していたのですが、じすさんにカード隠しの話をすると、西新井チームメンバーでカード隠してという話になりました。カード隠す時間がほぼ作戦タイムだったのですが、その間西新井は作戦相談の代わりにカード隠しをしていたのです。

ちなみに、全員ハイパーカーのチームはリーダーだけ午前中探索できるという話だったので、リーダーのFMAKさんはカード隠しには加わらず1人で作戦を考えてもらうことになりました。また午後の部は自分の隠したカード以外を発見できるというルールでした。実際問題、自分の隠したカード以外って全然見つけられないので、ここにあるのに言えないもどかしい感じはいつも通りでした。

 

4.午前の部

カード隠しタイムが完了して戻ってくるともうスタートです。西新井は熱波師の特性をここで完全には把握できていない状態でのスタートとなりました。西新井の特殊ミッションにより午前の部開始時に「座禅」をしているうちに各チームは散り散りとなりました。

雨は小康状態だったのもあり、FMAKさんにカードをどんどん探してもらい、またレベルを上げるためにデュエルを積極的にやるという方針で進めました。結果的に放射能カードを3枚くらい、あとは財宝とか資材とかオーパーツも持てないぐらいには発見したと思います。

熱波師は謎の能力で放射能カードを手に入れるとMPがどんどん増えるらしく、自己回復用のMPもマップが小さいことから序盤からもりもりあったので、そこまで問題にはならなかったです。また、誰かが見つけた全員に財宝+4のカードによって財宝ももりもりのチームになりました。

こんな感じでプレーしていたのですが、数戦行うと熱波師の方々から経験値がもらえないという状況が説明されました。さっきのパスできないという特性に起因して相手にパスされるとどうやっても負けられないのです。

また、魔女っ娘チームとかと当たってオグマで7ダメージぐらいを格闘家の方が受けて死んだり、勇者も瀕死になっていたのでここで作戦の見直しが行われました。

熱波師のHPをどんどんもって火力を上げて、勇者格闘家も1発で死なない程度にはHPを持って、相手に勝って財宝をどんどん入手するというスタイルが確立されました。

勇者の経験値振りスキルもあったんですが、あれって将軍のスキルと違って1回しか使えないので雀の涙な感じでした。なのでレベルが上がると殴り合いに対応できる格闘家の方にすべて振り込みました。

午前中は全チームとデュエルすると、財宝とMPがもらえるというチームミッションがあったので後半はそれを目的に相手チームを探す感じで行動していましたがなかなか見つかりません。また、見つかってもほかのチームとデュエル中だったり、デュエル回避スキルを使われたりして、最終的にあと1チーム(エネミーイズマジョリティだった記憶?)のデュエル待ちで時間切れとなってしまいました。これ取れていたらもっと火力が上がっていたはずです。

 

5.午後の部

昼食をはさんで午後の戦い。途中経過が発表され西新井は財宝48で一位でした。

ただ、午後も基本的にデュエル数に応じた財宝しか入手できないので毎回100以上がラインとなっている優勝はちょっと厳しい感じでした。ミッションがいくつか発動して、ステッパーストップがほかのチームに謀略を仕掛ける演説をするというのがあったのですが、リーダーのほめさんが違う感じでよい演説をしているのが印象的でした。

また、午後になって雨が強くなったりしてきたので、様子を見て1時間半で一度集合ということになりました。終了タイミングが見えなくなるので各チームMPの使い方の作戦が立てにくくなります。またお昼の段階で、前回もあったことですが3チームで平和的デュエルを繰り返してレベルを上げるというような取引が活発に行われていました。ただ、西新井はそもそもそういう作戦が取れない状態でしたし、この時点でほかのチームから高火力で殴ってくる危険集団チームとして完全に認識されていたので、孤高の状態になっていました。これはこれで面白かったです。

午後は雨の中で、カード回収とほかのチームが見つかったらデュエルというのをひたすら実施していました。先行を取れば、相手を強制パスにしてほぼ勝てるスキルが熱波師と格闘家にはあり、勇者もそれなりに火力はあったので勝率はある程度高かったのですが、やはり午後になって各チームMPが揃ってくるので手痛い反撃も結構食らっていた気がします。逃亡士ゲーリングによるデュエル回避を3回受けましたし、弱さは強さ的な勝敗判定逆転デュエルで財宝を-10されたり、盗賊に財宝盗まれたり、あとはロボとか魔女が20ぐらいのダメージを与えてきて瀕死というのもありました。

集合時間になった時点でかなり雨が降っていたのですが、デュエルタイムとして30分ぐらいデュエルのみの時間が延長されました。ただ、各チーム終わりが見えたことで持てる力をすべて出してくることもあり、ある程度面白いデュエルはできましたが、西新井の財宝の貯まりはいまいちでした。

最後は熱波スクワットをしてPIP5が終わりました。

 

6.閉幕そして感想

そして、結果発表。この際に後にPIP史上の最悪のバグと呼ばれる、シューターの「チート」スキルの問題*1が発表されたり、前回に引き続き告知されたチームダークネスが初めて成立したりといろいろありましたが、順位としては以下の通りで、ウィークネスクラブがチームGGDに特殊デュエルを仕掛けて財宝+30などを得るといった作戦が実って、ミッシングナイツとの接戦を制し、1位となりました。リーダーのyaulさんおめでとうございます。

1位 ウィークネスクラブ 121

2位 ミッシングナイツ 118

3位 GGD 110

4位 シューティングベイビー 89

5位 西新井 87

6位 ステッパーストップ 64

7位 マジックイズオール 60

8位 エネミーイズマジョリティ 49

9位 ダークネス 8

PIP5が終わった後は平和島のジョナサンでPIP感想やら近況やらを話してあっという間に時間が過ぎて終わりました。今回もとても楽しかったです。

今回の全体の印象としては、雨とフィールドと時間の問題でいつもとはまた違ったPIPになったなという感じです。良くも悪くも凝縮された回になったと思いました。この形式のPIPを3回やってこなれてきたような印象はありますが、今回の西新井はまさにそれを崩す要素として考えられていたようなので、結果的に勝てませんでしたがそれを体感できたのはよかったです。もっと新鮮なミッションがほしいとか、ミッションや技をもっとフル活用したいなーという思いもあるのでそのあたりはいつ開催か分かりませんが次回に期待しています。改めて、PIP5を開催していただいたじすさんに感謝します。

ということで次回のPIP6でまたお会いしましょう。

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闘いの地(雨)

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受付札

 

*1:ノーコストで財宝+10のスキル。本来は1回しか使えないスキルだったのだが記載漏れで財宝枠一杯まで無限に使えた。