はじめに
アンディ―メンテの近年の一大イベントになっている、キャラ投稿型ゲーム「ポーンさんがやった果てのヘレン(通称:ポレン)」について、主にゲーム内で展開されるストーリーについて、他のアンディ―メンテ作品や過去の大会の経緯などが分からない人でもなるべくわかるように解説する企画となっています。
基本的には動画の文章化に注力しており別知識が必要な情報や推測は注釈として記載してます。 *1とか出ているやつです。マウスカーソルを当てると吹き出しで表示されるので読めます。あと、戻るのが面倒ですが、じっくり読みたければクリックするとこの文章の一番下にまとまっているところにジャンプします。
ポレンの作品の性質上、ポレン10までの過去のストーリーを振り返ることは特にネタバレにならないと考えていますが、試合展開などがおのずと出てくるのでこの部分見てない回の展開を知らされては困るという方はご注意ください。また、同様に他のAM作品のネタバレも微量ながら含まれてしまいます。あらかじめご了承ください。
そもそもポレンはどういうものかを1から説明することはしませんが、ストーリーを語るうえでポレンの出自は多少触れた方がいい気がするので、まずそこを説明します。
2012年4月に第1回が開催されたポレンですが、ゲームのタイトルの通りアンディ―メンテと双対を成すフリーゲームサークル「ステッパーズストップ」の代表である「ポーンさん」、最近ではPLAYISMによりSteamにも移植されているフリーゲーム「ふしぎの城のヘレン」、そしてふしぎの城のヘレンの理論だった運要素を介さない駆け引きを楽しむルールに感銘を受け、このルールをベースにポーンさんが実施したキャラ投稿型の定期更新ゲーム「戦いの果てのヘレン」*1があります。
全てを雑に省略して説明すると、ポーンさんがステストファンの方々を集めて実施していた戦いの果てのヘレンをじすさんが見て、アンディ―メンテ的なキャラ投稿ゲームをやりたいとなって始まったのがポレンです。
その他のじすさんポーンさんの感情面のはなしは以下の動画と漫画を見てください。なお、これは2013年なのでポレン2開催前のタイミングの話です。
ポーンさんは運要素の無いロジックですべてが決まる部分をベースとして「戦いの果てのヘレン」を構築しているのが重要です。インプットが同じなら毎回同じ結果になります*2。一方、結果論から言うとアンディ―メンテが構築した「ポレン」は、非開示要素が大量にある、バグも仕様である、そもそも確率が大量に判定内に存在する、毎回別の結果が出力される真逆のシステムでした。これについてはポレン初期にステスト側の人々がさんざん文句を言っていたのですが、ポレンはいつしかこの対立軸をストーリーに昇華しているというアプローチをとっており、ストーリーの理解にはこの出自を認識しておく必要があります。
という話を見たところでポレンのストーリーを追っていきましょう。
各作品解説へのリンク
*2:元々2009年に「マーガレット」という「戦いの果てのヘレン」とはシステムは違いますが同じ方向性のゲーム運営を試行し始めているので、この部分の方向性差は過去より存在しますがここでは分かりにくいので割愛します。